「真の企業価値」を伝え、ロイヤルユーザーを生み出すリニューアルプロジェクト
Client
株式会社アイム様
Expertise
Design consulting
Date
2020.03.19
Outline
「世界中の人々に笑顔と感動を届けたい」。そんな想いで、スキンケアシリーズ「ライスフォース」など通信販売で展開する株式会社アイム様。そのコーポレートサイトリニューアルをエスケイワードが支援しました。
「共創」をテーマにしたリニューアルプロジェクトはどのように進んでいったのか。アイムのプロジェクトメンバーのみなさまにお話を伺いました。
株式会社アイム様のコーポレートサイトはこちら。
企業の顔であるコーポレートサイトで「想い」を伝える-株式会社アイム様 コーポレートサイトリニューアル
インタビュー参加者
株式会社アイム
小野直樹 様 ICTソリューション部 部長
永田紘平 様 ICTソリューション部 リーダー
袰野琴美 様 ICTソリューション部
小野紗里奈 様 ICTソリューション部
株式会社エスケイワード
沢田圭一 取締役COO/プロジェクトマネージャー
山岸結美 プロジェクトリーダー
村田真美 コピーライター(Mana Communication)
共創パートナーの選定
−−2019年夏にコンペを経てキックオフ、約半年にわたるプロジェクトとなった(株)アイム様コーポレートサイトリニューアル。今回のプロジェクトの背景をお聞かせください。
(株)アイム 袰野様(以下、社名/敬称略):これまで弊社では、化粧品シリーズ「ライスフォース」のブランドサイトのみで、「株式会社アイム」としてのコーポレートサイトがありませんでした。第一三共ヘルスケア(株)の子会社となって取り扱いブランドが増えたこともあり、情報整理の意味も込めてプロジェクトが立ち上がりました。お客様にも取引先様にも、弊社をきちんとわかっていただけるコーポレートサイトを作ろう、というのが目的でした。
−−3社に声がけをしてコンペを実施。エスケイワードを選んでいただいた理由は?
袰野:エスケイワードとは、もともとライスフォースのキャンペーンページ制作でお付き合いがあったのですが、以前から弊社の商品にすごく興味を持ってくれていて。私たちの仕事にかける「想い」を表現してくれそうだな、という期待がありました。さらにコンペでは、こちらからお願いしていた課題に対しプラスαでのコンテンツ提案がありました。そのセンスと仕事に対する姿勢から、ぜひお願いしたい、と採用させていただきました。
(株)アイム 小野紗里奈様(以下、社名/敬称略):デザインを含めた提案については、我々の商材をよく理解してくれている、という安心感がありました。女性のお客様が主なターゲットになることをふまえたファーストビューの画像選定やイメージの提案が適切で、コーポレートカラーなど基本もきっちりとおさえた内容でした。
袰野:そうそう、デザインの第一印象は「私たちのこと、ほんとによくわかってらっしゃる!」でした。
エスケイワード山岸:嬉しいお言葉をありがとうございます。
目的地をめざして共に歩んだ半年間
−−プロジェクトが動きだしてからの半年間、実務的なやりとりはどうでしたか?
袰野:実は動画や会社案内冊子の作成については、当初は予定になかったのですが「お願いできませんか」と言ったら快く引き受けてくれてくれましたよね。
山岸:沢田に相談したらふたつ返事で「ぜひ!」と。心強い後ろ盾を得て、前向きにチャレンジさせていただきました。
小野(紗):コンペの結果、エスケイワードに決まりました、と弊社代表の沼田に報告した際、「商品が届くまで」のコンテンツ提案をみて、「この内容でぜひ動画も一緒に作りたい」という話になったんです。弊社はコールセンターと物流センターが社内にあるんですけど、「その一気通貫の強みをコンテンツとして表現しましょう」と第三者の視点でご提案いただいたおかげで、私たちも再認識できたと思います。
エスケイワード沢田:昨年、ライスフォースのリブランディングの説明会があり、そこに山岸とふたりで参加させていただきました。それ以来「この世界観を理解していつかご提案させてもらえたら嬉しいな」という思いを持ち続けておりました。
今回コンペのお声がけをいただいた時は、「ブランド単体ではなく会社全体のサイト提案ができる」と小躍りしてしまいました(笑)。動画制作の件も、一緒に仕事をしてみたいと思う仲間がいましたので、いい体制を組むことができたんです。あまりにタイミングが良かったので、運命を感じてしまうほどでした。
袰野:香川県高松市の本社で撮影を行った際のスケジュールは、かなりタイトでしたね。
山岸:動画とスチール撮影を同時進行で行ったのですが、御社内における手配や確認がとても早くて、どの現場に行ってもきちんと情報共有がされていたことに驚きました。
(株)アイム小野直樹様(以下、社名/敬称略):普段から定期刊行物やパンフレット等をすべての部署で校正しているので、チェック体制は確立されているんですよ。
ライター村田:どの部署へ取材に行っても皆さん誇りを持ってお仕事をされていて、商品やブランドへの愛が私にも伝わってきました。
−−プロジェクトで印象に残っているエピソードは?
袰野:やはりコーポレートサイト改修と動画制作、会社案内の冊子を丸ごと引き受けてくれたことです。結果として、会社としてのブランディングから共に考え、創りあげるというプロジェクトになりました。「アイムの想い」を形にするため、「商品が届くまで」のコンテンツにはずいぶん時間をかけて取り組みました。プロジェクトリーダーの山岸さんやデザイナーの早川さんが中心となり、私たちが伝えたいことを一生懸命表現しようと何度もデザインにおこしてくれてありがたかったです。
山岸:ご提案後に軌道修正があり、社内で相談をしながらもアイデアが煮詰まったことがありました。そんな時に袰野さんから「一緒にやりませんか」とご連絡をいただき、アイムの会議室にこもって話し合いましたよね。
袰野:私たちも整理が必要でしたし、弊社の人間ではない山岸さんに「提案して」と一方的に要求するのはちょっと違う気がして。「一緒にやるしかない!」とあの時は思いました。お声がけしたらすぐに時間を作ってくれて、ホワイトボード一面にアイデアを描きあって、解決の糸口を探しました。
村田:こうやって振り返ると、今回のテーマ「共創」が具現化したプロジェクトでしたね。
一同:まさにそうですね…いろんな想いがよみがえってきます。
(株)アイム永田紘平様(以下、社名/敬称略):弊社のコーポレートサイトとして表現の難しいところは、通信販売会社であって企画から販売・発送まで自社で行いますが、製造はしていない、というところです。メーカーっぽく見えてしまうと弊社としてはちょっと違和感がありますからね。
村田:そこは私もコピーライティングの際に一番悩みました。アイムは「メーカーではないですけど通信販売会社として製品に責任を持ちます」という企業姿勢を、どうやって誤解なく表現するか。袰野さんの助けを借りながら仕上げていきました。
社員の顔が見えるコーポレートサイトに
−−リニューアル後のサイトで良かったことをそれぞれお聞かせください。
永田:家族や友達に、アイムがどんな会社なのかを伝えやすくなりました。
小野(紗):動画・スチール撮影を行い、社員の顔がみえるようなサイトに仕上がり満足しています。通信販売の会社だとお客様には従業員の顔が見えないので、これまでは安心感を伝えるのが難しかった気がするのですが、今回のリニューアルでそれがお客様に伝わるようになりました。
袰野:どのサイトからの来訪でも「アイムはこんな会社」と伝えられる、という当初の目的が果たせたことはもちろんのこと、検索ワードも変わってきたのを実感しています。これまでは「ライスフォース 会社」という検索ワードだったのですが、「アイム」が上位に挙がるようになりました。お客様に情報を正しく伝えられるようになったと思います。
小野(直):アイムらしさを出せたことがポイントですね。
袰野:また、採用担当者から「サイトをリニューアルしたら、会社へ採用についての問い合わせ電話が直接かかってくるようになった」と聞きました。これまでは採用エージェント経由の問合せばかりだったそうですのでこの違いは大きいです。ほかにも取引先から「動画アップしましたね」「サイト変わりましたね」とお声がけいただくことが増えました。ようやく「アイムです」と自己紹介するサイトができて嬉しいです。
小野(紗):私たちはこれまで通りで何も変わらないのですが、サイトリニューアル前と後で、周りからの見え方が変わったんじゃないかな。第一印象が企業イメージを左右する、ということを実感したプロジェクトでした。イメージアップにつながるサイトをご提案いただけた、ということだと思います。
沢田:コーポレートサイトはECサイトと違い、直接的な効果が見えづらいことがあるので、いま反響が出ているとお伺いして安心しました。
山岸:社内での反響はいかがですか?
小野(紗):アイムは、もともとあった会社が第一三共ヘルスケアと合併した経緯があるので、社内でも違う文化が混在していました。コーポレートサイトが新しくなり一体感を出せるようになったことで、これから雰囲気も変わっていくんじゃないかなと思っています。今回のプロジェクトはそのきっかけになりました。
沢田:弊社の社員も皆アイムのファンになるくらいですので、その良さを具現化できたのかな、と思っています。
袰野:トップページにある「笑顔と、感動を、世界へ。美しさを、もっと、近くに。」というアイムらしさを表現したフレーズを、今後の推進力にしていきます。
−−日本語サイト完成後に、サイトも多言語に展開しましたね。
袰野:英語、韓国語、繁体字、簡体字の4言語に展開しましたので、その言語圏には着実にアプローチしていきます。世界へ向けての足がかりと、さらなる飛躍にしていきたいです。
沢田:弊社は多言語展開までワンストップで対応できることを強みとしておりますので、今回そこまで携わらせていただけて良かったです。
山岸:今回のプロジェクトは、私自身が商品のターゲット層に近い年齢層・性別だったので、「自分ごと」として関われたこと、また実際に商品を使ってみてファンになり、アイムの方たちも皆温かい人柄の方ばかりでしたので、プロジェクトリーダーとして担当できて光栄でした。ご縁に感謝をしております。ありがとうございました。
記事ライター:村田真美(Mana Communication)
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